フランスがチャンピオンになった日

こんにちは。

先週ワールドカップが終わりました。
決勝戦はフランス対クロアチア。
結果は4-2でフランスの勝利。

僕は同僚と一緒に試合を見ていて試合が終わったときは皆で大騒ぎ。
外に出てみると大勢の人が通りにいました。
パリ中同じ感じだったと思います。
普通の道路が歩行者天国になるぐらいの感じでした。
もちろん実際には歩行者天国ではないので、車やバイクが来るんですが。

僕が働くレストランの近くはこんな感じ。

車やバイクは通るたびにクラクションを鳴らしまくり、車の窓から完全に乗り出した状態で走って行きます。
上半身裸の人がいたり、スプレーをまき散らす人がいたり。
日本ではまず見られない光景だなと思いました。

このあたりでこんな感じならシャンゼリゼ通りの辺りはもっとすごいことになってそうだなと思い、そこまで歩いていくことにしました。
同僚からは危ないからやめとけと止められましたが。笑
ちなみにシャンゼリゼの辺りにあるメトロは封鎖されているので、メトロを使うことはできません。

道中はひたすらこんな感じ。
発煙筒の煙も相まって異様な感じになっています。
地面には割れた瓶などのごみが散らかり、皆好き放題に銅像やバス停の上に登って騒いでいます。
警察は特にそれを止める様子もないので、今日ぐらいはいいかという感じでしょうか。

コンコルド広場からシャンゼリゼ通りに入るとさらに多くの人が騒いでいます。
いつもなら先の方に凱旋門が見えるのですが、今日は煙でぼんやりとしか見えません。
皆騒いだり国歌を歌ったり、完全にお祭り騒ぎです。
少し違いますが、日本が勝った時の渋谷のスクランブル交差点の感じがずっと続いている感じでしょうか。

行けるなら、凱旋門の方までずっと歩いていこうと思いましたが、途中で断念して帰ることにしました。
しかしそこから帰るのもまた大変です。
シャンゼリゼ付近のメトロは全部閉まっているため、結局2kmほど離れた駅まで徒歩で行ってそこから電車に乗りました。

いやー大変な騒ぎでしたが、楽しかったです。
友達と行けたらもっと楽しかったと思います。
でもなかなかない経験なので、行って良かったですね。
あと1時間ぐらい帰るのが遅かったら、物を壊す人が出てきだしたそうですが。

その、物を壊す人たちですが、フランス人ではありながらも元はほかの国からの移民の人たちが多いようです。
自国の誇りを強く持ちすぎている人がそういうことを行っていると彼女が言っていました。
また、その中でもそういった人と同じ血、同じ顔を持ちながらフランス人として生きている人もいます。
ある人は、いつもそういった人と同じくくりで見られることに嫌気がさし、自分は違うんだと、そういった人達に対しても破壊行為はやめろと、そういう動画を上げていました。

フランス(フランスに限ったことではありませんが)ではこのようなお祭り騒ぎの時にいつも物を壊す人が出てくるようです。
楽しそうだからといってむやみに参加して危ない目に合うことがあるかもしれないので、もし参加するとしても注意するようにしてください。

以上!

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